地下へ続く階段を下りていくと、
目の前にそびえ立つ幾本もの巨大な木――。
三瓶山の噴火で地中深くに埋まった
縄文時代の木々が、悠久の時を超え、
当時のままの姿を現しているのです。
火山大国である日本。
人々を脅かす噴火ですが、
石見の国おおだには
様々な恩恵をもたらしてくれました。
かつて世界に「ジパング(日本)」の名を
とどろかせた
石見銀山の鉱床もマグマから生まれたのです。
そして火山が育んだ豊かな大地は
生活を潤してくれました。
暮らしの根っこに火山の歴史が息づくまち、
石見の国おおだ。
ここには火の国のめぐみと
出逢える旅が待っています。