豊かな暮らしを
育んだ三瓶火山
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豊穣を願う行事
小笠原流田植囃子
おがさわらりゅうたうえばやし
小笠原流田植囃子は、中国地方に伝わる民俗芸能で、その歴史は戦国時代までさかのぼります。
色鮮やかな衣装をまとって太鼓、鼓、笛などを奏でる華やかな芸能で、豊穣を祈る農耕神事でもあります。
三瓶山の地域では、三瓶町池田と三瓶町小屋原に伝わり、両地区を校区とする池田小学校でも継承の取り組みが行われています。
7月に物部神社で行われる御田植祭では、小屋原の田植囃子が奉納され、水源の山である三瓶山への信仰の一端を物語ります。
大田市では、大代町の小笠原流田植囃子が市の無形民俗文化財に指定されているほか、水上町で花田植が継承されています。